ブログplayback  台湾の書籍と映画「テレサ・テンの伝記」と「海角7号」。

2014-02-28

《2007年1月のブログから転載》

日本でもおなじみ、95年に急死した「アジアの歌姫」、テレサ・テン(鄧麗君)の伝記の文庫化である。台湾ではもちろんのこと、香港、大陸などアジア各地でカリスマ的な人気を誇っていた彼女。日本では普通の台湾歌手というイメージで通っていた。なんと70年代当時、ドリフの8時だよ全員集合に出ていたのだ。私もはっきり記憶している。
台湾の外省人として生まれた、彼女の波乱万丈の人生が描かれている。当時の中国・台湾の社会状況を併記しながらの物語はとても興味深い。

img_34テレサテン

              「私の家は山の向こう」有田芳生著、文春文庫

 

《2009年7月のブログから転載》

‥‥2/27から台湾で公開されている「KANO」のプロデューサーで、ここ最近の台湾映画の発火点となった作品で、魏徳聖(ウェイ・ダーション)監督の出世作だ。

2008年台湾で興行記録を塗り替えた話題の映画、「海角七號(CAPE NO.7)」(主演:范逸臣、田中千絵)のDVDをついに購入しました。
台湾ドラマ、C-POPなどで注目されている「台流」文化。しかしながら映画は近年殆どスポットライトを浴びることはなかったために、僕としては期待の映画でした。

img_81海角7号

ストーリーは‥‥終戦後日本統治を終え、日本に引き揚げる日本人教師が台湾人女性に思いを寄せる手紙を書き綴るのシーンを織り交ぜながら、現代の台湾南端部の街を舞台にした話。ここで日本人歌手(中孝介)公演を行うため、日本人女性(田中千絵)と地元前座バンド結成にまつわるエピソードを描いたものだ。
そこで、終戦後日本人女性を思い綴った手紙が、映画の舞台となる現地に現在にはない日本統治時代の地名(海角七號)」宛てに送られる。最後は地元バンドの演奏、思い綴った手紙とバンドのメンバーと日本人女性(田中千絵)との恋と一本の線で繋がっていく、という話だ(日本語、台湾語、北京語の混在なので推測の域をでていないが)。エンディングの日本語による「野ばら」は感動モノです。現地の満場の観客は老いも若きもすすり泣いていた、とのことです!

台湾人の郷愁を描いたストーリーと台湾人(出演が閩南人、客家人、原住民の民族構成)、そして日本人という台湾に関わる民族のキャスティングも絶妙だ。大陸では「日本時代への郷愁」が警戒される映画だという。

台湾人の親日ぶりがうかがえる映画です。ヒットの要因が理解できます。おそらく韓国人や中国人には理解しづらい映画でしょう。ただ、まだまだ日本では「大ヒット」の映画にはならないでしょう。それでも台湾の現在と過去を俯瞰できる貴重な映画なのは間違いありませんね。

 





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