2010年の冬 巨大産業「コミケ(同人誌即売会)」の可能性。

2014-05-12
《2010年2月のブログより転載》

2010年1月10日(日)に、ヴィレのスタッフと大阪・南港北のインテックス大阪で開催された同人誌即売会である「コミックシティ」を観に行ってきました。
‥‥初期のヴィレは活字同人誌系の雑誌というスタイルでしたが、その時期(90年代半ば)にはすでに「同人誌」という言葉は漫画同人誌の代名詞となっていましたね。
90年代には「コミケ」も全国的に大型なものとなり、今や成熟してきた感があります。日本発の世界的文化、「MANGA」、「JAPANIMATION」の発信基地のひとつがコミケであり、東京ビッグサイトやここインテックス大阪、福岡ドームなど、全国の大型イベント会場であちこちで行われています。

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インテックス大阪の「COMIC CITY」の会場入口(ちなみに会場内での撮影は不可でした)。多い時は来場者数は5万人を超すという。

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分厚い電話帳のようなコミケのパンフ。1200円也(これが入場券代わりです)。

確か6~7館あったと思われるインテックス全館をすべて使い、何千もあるブース。なぜか1館殆どが雑貨ブースなんてのもあった。まあ、大方がパイプ椅子2席ほどのブースでそこで漫画同人誌の即売が行われている。出展者は30歳以上の女性ばかりだ。
しかし、この人ごみ状態というか、この大展示会には圧倒されます!!
帰りは、インテックス大阪から地下鉄の駅まで長蛇の列。地下鉄の駅前に到着するも、駅構内に入るまで整理入場の状態。有名外タレのコンサート以上の混雑ぶりですね。

20年以上も前から「活字文化衰退」叫ばれている。1950〜70年代あたりに活字文化を担っていた若者世代は、現代では「漫画」にシフトしているだけの話である。インディーズの出版文化は「コミケ」に集約しているのだ。 東京の秋葉原でもそうだが、大阪・日本橋も「コミケ文化の聖地」なのだ。「メロンブックス」や「とらのあな」など、同人誌専門店も依然盛況だ。それに付随する「コスプレグッズ」や「メイド喫茶」などの文化も今や日本を代表するサブカルチャーだ。
その波はアジアにも及んでいる。実は1年半前の2008年夏に台北へ訪れた時、若者の街「西門町」というところにメイド喫茶があり、思わず入ってしまいました(笑)。
コミケは仕掛け人なども大手の業者ではない、「インディーズ」の文化だ。まだまだニッチなビジネスチャンスがあるといえよう。
ぜひとも台湾、香港や中国、そして韓国のコミケも見学に行って見たいものです!!


‥‥なぜ出版人はこの現象に興味を持たないのか?不思議だ。もっと柔軟性を持って戦略的な視点で「出版文化」を見ないのか?衰退の原因のひとつはここにあるのではないのか?と思う今日この頃だ。


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