2010年2月の記事 韓国の街角から「個人ビジネス編」

2014-11-12

~日本人の僕の長年の謎だった韓国中小零細・ベンチャービジネスなどの事情などが明確に説明された書籍の紹介です~

 韓国にハマってから8年弱‥‥。

 私は、当初韓国文化全般(特にK-POPや韓国映画・ドラマ、そして韓国料理など)を中心に情報収集していましたが、日本においては韓国経済・ビジネスに関する情報はサムソン、現代、LGなどの財閥関係以外の情報は殆ど無い状況といえます。

 しかし数ヶ月前近くの図書館で、初めてといえる財閥関係以外の韓国経済・ビジネスの本を発見しました。

「アジア市場のコンテキスト(東アジア編)/新評論」というタイトルの、東アジア(韓国・中国・香港・台湾)の小売業の動きをレポートした書籍です。韓国の小売業の変遷を調査した内容が記されています。日本の業者が百貨店、スーパー、コンビニなどの業種にいかに進出したかを述べ、データや数々の調査を元に韓国小売市場を論じています。

 韓国の商習慣はやはり韓国人直々に聞き込むしかないし、あとは限定されたメディアの情報から収集するしかない。僕にとってやはりこの本は貴重な1冊といえます。

 この本によると、韓国の個人ビジネス事情がある程度頷けます。

 韓国では日本とは違い「老舗」の店が少ない。日本では三越なんかは創業は江戸時代にさかのぼるし、商売人は事業の伝統と世襲をいかに守るかがテーマといえる。しかし、韓国では違う。むしろ事業を継続させない、子供に代継をさせないことを前提として開業する人が多いという。
 ――――それはなぜか?朝鮮王朝における支配階層「両班(ヤンパン)」の思想を引きずっている。それは哲学や文学の教養、すなわち「学業」に重きを置く社会が築かれ、額に汗をかく労働や商売は卑しいものとされてきた。商売は生活の手段であって、韓国社会では商工業者はステータスを得られないものだとされてきた。実はこの社会通念は今でも受け継がれている。

この点においても韓国の小売業者は流動的だといえよう。‥‥などなどつぶさに韓国中小零細ビジネスの本質が指摘されています。

 韓国で何年も前から流行のオークションビジネス。世界的なオークションサイト「e-Bay」の韓国版は「オークションコリア」という。AB研のスタッフが数年前に「BBクリーム」(流行前の話です)をオークションで販売。まずまずの売り上げを記録した。今までAB研のスタッフが韓国チングたちとオークションビジネスを展開してきたが、まず言えるのは韓国製品が日本で売れるのは「韓国食品」・「韓流モノ」・「コスメ」など限定されている。日本人にとってメイドイン・コリアはまだまだなのだ。逆に日本製のものは調査して、工夫して戦略的に展開すれば可能性は十分にあるといえましょう。先述の本にもそのことが書いてあります。


20100221_839056
 上の写真は韓国・大邱市在住のチング(友人)が経営するBBQチキンのFCチェーン店「フーララ」。韓国の外食店はゆったりとしたスペースを使って食事をするのが好きらしく、オープンテラスの外食店がひしめき合っています。しかし、寒い冬場ではオープンテラスは無理ですね。
 この写真には載っていないが、韓国には外食のバイク宅配業者が存在する。チングもバイク宅配業者を使ってBBQを送り届けているようです。日本では外食のバイク宅配はなぜかピザぐらいしか存在しません。
店舗内は木製の落ち着いた雰囲気を演出し、シートは来客者を疲れさせないため、柔軟なシートを使用しています。

‥‥早く日中ビジネスだけでなく、日韓ビジネスも確立していきたいものです。

20100221_839048
韓国滞在中に訪問した「韓国観光公社」の本部ビルの看板。韓国の観光案内ならここのインフォメーションセンターで大抵のことなら調べてくれます(もちろん日本語対応もOK)。



コメントを書く







コメント内容



お問い合わせはこちらから