2011年4月の記事より 「ホントはどうなの?韓国経済」

2014-11-12

~つい3年半前に書いたブログですが、現在韓国の勢いはどこへやら。「サムスン頼りの韓国経済」というのは的を得ているような気がします。「経済民主化」がいつまでも前進しない韓国。大げさかもしれませんが、韓国社会の膿が出てきている時期かもしれません~


 ここ1、2年「韓国経済の躍進」が騒がれています。サムスン、現代、LGなどの財閥系企業が世界各地で日本企業の躍進を阻止し、席捲している報道があちこちでされています。
 しかし、僕の実感としては韓国に訪れた際、韓国経済の盛況ぶりは全然感じられません。当ブログでも韓国経済についてアップしましたが、どうも恩恵をこうむっているのは財閥系企業の関係者だけのような気がします。財閥が一層繁栄して、その効果は一般国民に還元されていないみたいです。

 そのことについて詳細が記されている書籍が「サムスン栄えて不幸になる韓国経済」〈青春出版社/1500円・三橋貴明 著〉です。

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‥‥日本のマスコミは韓国経済の表面、または一部しか捉えていません。この書籍では私の予想していた通りの内容が描かれています。60年代後半から88年のソウル五輪までの韓国の高度経済成長の過程で当時の朴正煕大統領がとった政策は、短期間で高度経済成長を促すには「財閥を育成する」ことに決め、現在その歪みは韓国経済、社会の随所に現れています。
グローバル経済の中の日本を「まだまだ捨てたものじゃない」と思わせる一冊。日本経済にとっても反面教師の書籍といえましょう!

 で、この「サムスン栄えて不幸になる韓国経済」の中から意味深な記事を抜粋しました。現在の韓国の経済成長の恩恵を受けているのは、グローバルに展開する韓国財閥関係者と大手輸出業者あたりということです。実質賃金が上がらなく、国民の大部分は経済的に厳しいモノであるそうです。

【P125 第3章 ウォン安、寡占化が国民経済に与える大きな弊害 より】
「充満する雇用を生み出さない大企業への不満」
「企業のグローバル市場における競争を支援しても、国民経済はそれほど豊かにはならないのではないのか?」という厳しい現実に気がつき始めたようだ。しかし、韓国の場合はいまだに国民所得が2万ドル前後で、人口も4800万人規模にすぎない。サムスン電子のような巨大企業が国内市場で食べていくなど、間違いなく不可能である。韓国政府が輸出製造業への支援を停止し、国内経済に目を向けようにも、何しろ韓国の輸出依存度は4割を超えている。輸出企業の牽引力を削ぐようなことがあると、韓国経済全体が立ち行かなくなっていまう。現在の韓国は、グローバル化の中で格差が拡大している。韓国の最低賃金はわずか300円なのに、ガソリン1ℓ140円を超えている。これは日本より高い水準だ。
   (中   略)
輸出企業を支援しなければ、韓国経済が立ち行かなくなる。支援を続けても、韓国国民にとっては「実感なき経済成長」であり、政府への反感が高まってしまう。
   (中   略)
「第2四半期に韓国のGDP成長が7.2%だったというが、このうちざっと6%分は大企業や一部輸出企業だけが恩恵を受けた。庶民や中小企業はほとんど恩恵を受けず、依然として苦しいままだ」
   (中   略)
グローバルな競争の中で国民所得が極端に違う国々との争いを強いられ、さらに「韓国国民にも還元しろ」などといわれても、大手輸出企業側としても厳しいものがあるだろう。輸出依存度が極端に高い韓国の場合、大手輸出企業の落ち込みがそのまま経済の低迷に直結してしまう。韓国の現在の状況は、「グローバル化」の意味を改めて考えさせてくれる。

‥‥これが「グローバル化」の負の側面であろうか?乱暴な言い方だが、20年ほど前までは世界の富は日本とアメリカの寡占状態であって、現在は富が世界中に分配されているのであろうか?結局日本人はバブル期とその前後は「楽して利益増大、かつ日本国民に富が分配されている」状態だったのだろうか?

日本人にとって「グローバル化」時代はホントに厳しい時代だと思いますね~。




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