10月, 2014年

 2010年4月のブログより セミナー参加。~映画でわかる起承転結~

2014-10-04

 4/6(火)は午後7時より、大阪・谷九近くのクレオ大阪中央にて星湖舎様の「いざない塾」に初参加してきました。星湖舎様は自費出版を得意とした関西では新進気鋭の出版社で、同じ自費出版サービスを手がける者としては、 一目置いた存在であります。
 今回の内容は文章講座で、「映画で分かる起承転結」。講師は「風企画」のK氏。
映画の題材は12~13年前にいっせいを風靡したハリウッド映画「タイタニック」。プロッターで映画を上映しながらの解説。

 講座を要約すると、映画や小説の物語は
 
1.誰にも(分かる、読める)
  ~5W1Hの説明
2.私にしか(書けない内容・オリジナリティ)
  誘って⇒じらして⇒満足させる展開。
  そして満足⇒乗り越える⇒充足⇒解決 していくこと。
3.主人公の変化・成長
4.「起」では主人公がどういう人か説明。「承」では一番長い展開。いかに主人公が~したか?そして盛り上がり、説得力をあげる。「転」では主人公の挫折・破綻。そして「結」では最後に同じ場所に戻ってきてくる。違った状態を演出すること。そして簡潔にまとめること。
5.「転」から「結」にかけて重要なシーン(テーマ)を盛り込ませる。悟らせること。

などなど‥‥。

 講座に参加しないと分かりにくい説明かもしれないが、映画や小説のセオリーともいうべき講義であった。表現者やクリエイターにとって以外に忘れてしまっているものだ。物語を綴っていると作家が自然と身に着けているレトリックなのだ。

‥‥っていうか映像を絡めて説明するところや、ちゃんと冊子に単純な言葉を載せるだけで参加者に筆記させようとするところなどは、講座としてもちゃんと参加者に引き込む内容でしたね!
素晴らしい!の一言につきます。また参加したいと思っています!



 2010年11月のブログより 【電子書籍が待ち望まれる必然】

2014-10-04

‥‥もう一度電子書籍について考えてみたいと思います。

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~週刊ダイヤモンド2010.10.16号より
 2009年は370店の書店が出店し、逆に1144店の書店が消えた。新店舗の平均坪数は218坪、閉じた店舗のそれは74坪である。駅前にあった昔ながらの中小書店が相次いで廃業し、代わりにロードサイドや巨大ショッピングモール内の大型店に取って代わっている。
 中小書店の経営が厳しい理由は簡単だ。商品が回ってこないことである。減ったとはいえ全国には15000の書店がある。それに対し、多くの新刊本は売れないリスクを鑑みて出版社が初版部数を極端に絞っている。大作家の話題作ならば20000~30000部刷ることもあるがそれ以外は多くて5000部、通常であれば2000~3000部がざらだ。これだけ観ても、すべての書店に行き渡るはずがないことが分かる。

 もう何十年も「読書離れ」といわれているが、果たして本当だろうか?日本人の読書率は長期的にみても決して落ちてはいない。日本人で本を読む人は常に50%程度、雑誌を合わせると75%いるという調査結果がでている。

【夢のある読書体験が新たな読者を生む】
 電子書籍という「黒船」はやはり米国からやってきた。2007年に発売されたアマゾンの「キンドル」、そしてグーグルがぶち上げた全世界の書籍を電子化して全文検索サービスするという構想で、権利問題で揺れた。 そして今年1月アップルの「iPad」の発表。
一気に電子書籍ブーム到来となった。

 日本ではチョットブームになると、いつのまにやら下火になる傾向にある。電子書籍の登場は出版社はドンドン倒れて、閉塞感のある出版業界に風穴をあけるかもしれない。

(電子書籍のメリット)

①デジタルなので在庫リスクがない。
②物流費がかからない。
③紙代、印刷代より製造コストが安い。
④先ほど述べたように「読者まで本が届かない」という問題は軽々とクリアできる。
⑤デジタルなので返品もなければ絶版という概念もない。

 電子書籍はこれまでは「読書」という視点が欠けていた、とされているが、この問題が重要だ。‥まだまだコンテンツ面は貧弱だし、90年代後半のインターネット黎明期にはインターネット紹介の雑誌が何誌か存在していた。これからは「電子書籍コンテンツ」の雑誌の必要になるだろう。
5年後くらいに日常の読書生活がどう変化していくか注目すべきである。

デジタルならではの独特な読書の楽しさが提示されれば、「読書率の逆側(普段読書しない人たち)」を電子書籍に引き寄せることができるかもしれない。
‥‥早急に電子書籍は定着するということないだろうが、これからの出版業界のためにも「出版維新」としての電子書籍は急務である。


 2009年8月のブログより 【出版文化、文芸シーンというメインストリーム】

2014-10-04

「出版不況」と呼ばれてもう10年以上の月日が経過している。


 この10年ちょっとで街の書店、そして殆ど中小零細企業で占めている出版社は軒並み倒産の憂き目に遭っている。
古今東西数千年の歴史を誇る出版物、すなわち紙メディアは人類に情報と教養の深化を創造し、人間の精神に多大な影響を与えてきた。
IT革命の時代の現代は携帯電話、PCなどがメディアの主役に踊りつつあるが、出版不況はこれだけが原因とは言い切れない。その点について自分なりに検証してみたい。

 便利さについては、書籍は携帯電話に比べて容量が大きく、しかも重たい。また室内に書籍を置いても叙々にかさばり、置き場に困ってしまう。一方の携帯電話やPCなどはその点便利だが、いちいち起動しなくてはならず、しかも電子上の画面は文字が見づらい。読書というのは気分をリラックスさせ、神経を読書に集中しないとなかなか文章を記憶できない。音楽のように聴き流せるというものではない。また落ち着いて読む時間づくりも問題だ。

 確か1990年頃、大阪でも有名な文章教室の某文学学校が廃校の危機に晒されるという新聞記事を目にしたことがある。ある人の話によると原因は80年代から続く軽薄短小~バブル時代で、人々はレジャーなどに熱中し、文学に興味を示さないようになったという。
‥‥それだけが原因だとは到底思えない。当時二十歳過ぎのロック少年だった僕は音楽活動に見切りをつけ、「物書き活動」を生活の中心にシフトしようとしていた。当然至る所にアンテナを張っていた。
 しかし、何年経っても物書きの「自分の表現活動の舞台」は見つからなかった。

 後になって考えてみると、中学から大学時代にかけて音楽(ポップス・ロック)の情報はテレビ、ラジオ、雑誌などで氾濫していたといっても過言ではなく、学校に行っても簡単に音楽友達を作れる状況だった。もちろんロックバンドも容易く結成できる環境が整っていたのだ(まあ、紆余曲折はあったが)。
漫画・アニメにおいても音楽と殆ど同じ状況であった。これが時代の流れだったのだ。

 僕が思春期~青春期の文化のメインストリームは「音楽(ポップ・ロック)」そして「漫画・アニメ」だったのだ。「物書き活動」の舞台に縁が無かったのも無理は無い。

 戦後、民主主義と経済成長の両方を享受できた日本は同時に自由な表現活動として出版文化、文芸シーンは百花繚乱の呈をなしていた。想像の域を出ないが、昭和20~40年代当時の作家は現在のスターミュージシャンの様な存在だったであろう。文芸シーンはまさに文化のメインストリームだったのだ。
それがおそらく70~80年代の頃はメインストリームは音楽であり、また漫画、アニメなどが進出し、90年代になると、なんと「ゲーム機」が文化の桧舞台に躍り出るという時代になったのだ。

 出版文化、文芸シーンが衰退する要因の一つは「文化の硬直性」があるのではないだろうか?特に文芸シーンは孤高のプライドを保たず、他の文化が進出した頃に融合、コラボレーションすべきだったと思う。

 漫画・アニメを「児童・少年少女の娯楽」と揶揄せずに真剣に融合すべきだったのでは?

 2011年3月のブログより 日本一の大型書店集中地域の大阪・梅田。

2014-10-03

~毎日新聞記事より抜粋~
JR大阪駅近辺に大型書店の出店が相次ぎ、ターミナル駅周辺の大型書店の集中度が日本一になっている。商業ビルが建設ラッシュで過剰供給となり、賃料の下落が止まらない大阪市内のオフィスビル事情を見透かし、書店側が格安で出店しているためだ。書店の売上維持と電子書籍対策もあって、大型店の新規出店に拍車がかかる構図だ。

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大型書店の出店攻勢は、不動産不況と密接な関係がある。10年のオフィスビルの1坪当たりの平均賃料は大阪市中心部が1万1957円。新宿区の1万5196円より3239円安い。 この不況を背景に空室率は11.88%と、最悪。オフィスビル業者にとって集客率の高い書店は乗客だ。入居後にさらに賃料を引き下げる事例もある。

電子書籍市場は14年に1300億円規模に拡大されると予想されている。そのため出版社は雑誌や単行本の発行部数を抑え、種類を増やす「少量多品種」で対応している。多くの本を並べられる売場の広さは書店の生命線でもある。

‥‥この風潮を考えると益々「街の書店さん」は廃れていくことでしょう。ネット書店がもっともっと伸びるのはいうまでもありません。でも、「実際にいろんな書籍・雑誌を見て回りたい」場合は大型書店に足を運ぶこととなりましょう。あとは「電子書籍と紙書籍」がどんな形で共存していくのかが、今後の出版・書店業界の焦点となるでしょう。

20101229_1936066                      先日訪れた「MAUZEN &JUNKUDO梅田店」。

20110319_2137608 韓国関係の知り合いたちが発行した「ニッポン猪飼野ものがたり」(批評社発行/2940円)が陳列されていました。猪飼野といのは、コリアンタウンで有名な大阪・鶴橋の旧名で、コリアンタウンにまつわるエピソードや歴史、エッセイなどが、在日韓国人、ネイティブ韓国人、韓国研究日本人ら多数の執筆者の手でまとめられた書籍です。韓流以外の奥深い韓国を探求したい人にとってのオススメの1冊です。


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